第5話 エピローグ
俺は全身の猛烈な痛さで目が覚めた。
「く……頭がくらくらする……」
かすむ目をこすりながら、周囲を見回す。
倒れてるのは……リジットの旧友か。たしかハリーとか言ったな……。
リジットとシスニアが看てるようだが、あの二人には治療の技はないはず。
俺は痛む体を引きずって、倒れているハリーに近寄った。
体は痛む。だが俺はまだ動ける。
だとすれば、俺の力で助けられる者がいるならば、助けてやらねばならない。
俺はなぜかふと、故郷の親父の姿を思い出していた。
「親父……、あんたの言ってた無償の愛ってやつは、もしかしてこういうことなのか……?」
俺はハリーに『治癒』の呪文をかけ、とりあえず命に別状のないことを確認した。
気を失っているハリーを熱心に覗き込むリジット。こいつにもこんなところがあるんだな。
気丈なシスニアも今回ばかりはしお ...
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