辮髪とは、東亜細亜の一部民族に見られる髪型の風習であって、頭髪を部分的に剃髪し残す部分を長髪とした髪型のことであり、民族によって様々な様式が存在する。最も著名なものは、頭頂部を長髪とし周囲を剃髪とする満州人の様式であり、満州人の皇帝が多数民族である漢民族を支配した清王朝において満州民族でない者に対しても全面的にに強制されたこと、なおかつ清王朝が300年以上の長期にわたり支配を続けたため漢民族にまで習慣として定着してしまったことから、辮髪といえば通常はこの型をさすほどになったものである。なお、日本における月代を剃ったちょんまげも剃髪と長髪が混在した髪型ではあるが、戦国期に兜を被りやすいように行われた髪型が定着したものであって、本来は民族の風習でなく武士という職業に固有の実用的な髪型に過ぎず、辮髪の一種とは見なされていない。
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