認知行動療法とは、認知療法と行動療法を統合した心理療法です。
私たちの生活は,さまざまな状況・環境や他者(家族,友人など)と日々,影響しあいながら暮らしています。同様に,私たち自身の中においても,認知,行動,気分・感情,身体は,つねに相互作用しあって影響を受けています。認知療法は最初はうつ病の治療法としてベックが開発した心理療法です。認知療法では気分が落ち込んだり、不安になったりする原因は、その人の物事の捉え方・受け止め方、すなわち認知(考え方の癖)であると考えます。その考え方の癖=「自動思考」の変化を通して様々な問題や悩みを解決していくことを目標とする治療法です。行動療法は主にスキナーらが発展させた治療法で、人間は後天的に学習した条件づけられた行動パターンを繰り返すと考えます。その条件と行動パターンとの関連を明らかにすることにより(行動分析)、適応的な行動パターンへの変化を促します。認知行動療法では認知療法と行動療法の技法を統合的に使い、自分自身が問題の悪循環の要因となっている自分の考え方と行動パターンの癖に気づき、それを修正し、新しい問題解決的な行動を獲得できるように援助していく方法です。
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